最新リリースは、複雑な非線形問題の大域的最適解を導き出せる
オレゴン州ビーバートン、2023年12月4日(米国時間)
デシジョン インテリジェンス テクノロジーのリーディング カンパニーであるGurobi Optimization, LLCは、本日、Gurobi Optimizer 11.0のリリースを発表しました。
Gurobi 11.0では、非線形計画問題の大域的最適解を正確に・素早く確定することができるようになりました。この問題は、化学工学、電力流、価格最適化のような問題領域において有用なものです。さらに、パラメータ チューニング ツールの機能強化を実施しました。これにより、開発チームはチューニング作業において、技術者や作業の枠を超えて計算機資源を共有できるようになりました。
Gurobiのこれまでの主要なリリースと同様、ユーザは、業界をリードするGurobiソルバーの速度が増していることを実感できるでしょう。Gurobi 10.0と比較して、バージョン11.0のパフォーマンスは、以下のとおり向上しています。
全体的な改良 | 難しい問題(求解に100秒以上を要する問題) | |
---|---|---|
MILP (混合整数計画) |
8.6% | 12.4% |
MIQP (混合整数二次計画) |
12.8% | 22.8% |
Convex MIQCP (混合整数二次制約) |
9.2% | 18.2% |
Non-convex MIQCP (混合整数非凸二次制約) |
133.4% (2.3倍) | 480.2% (5.8倍) |
Gurobi Optimization, LLCの研究開発部門副社長Tobias Achterberg博士は、次のように述べています。「非凸問題に対して、私たちはいくつかの重要なマイル ストーンを達成しました。これには、MINLPの大域的最適解を求めることができること、Non-convex MIQCPにおいて5.8倍の速度向上を達成したことが含まれます。」
速度向上に加えて、Gurobi 11.0では充実した新機能を提供しています。これらの多くは、ユーザからの要望を具体化したものです。
Gurobi Optimizer
Gurobiクラスタ マネージャと計算サーバ
Gurobi Optimization, LLC CEOのDuke Perrucciは、次のように述べています。
「私たちの新しい大域的非線形解法の能力は、お客様に大きな衝撃をもたらすでしょう。最良と思われる解で満足するのではなく、お客様は正確に・素早く大域的な最適解を確定することできるでしょう。これは、組織の大きなコスト効率化に結びつきます。」
Gurobiは、これらの新機能を紹介し、実際の活用方法を解説するWebinarを近々開催します。詳しくはgurobi.com/eventsをご覧ください。
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デシジョン インテリジェンス テクノロジーのリーダーであるGurobiは、統合が容易なフル機能のソフトウェアと最高クラスのサポートを提供し、98%という業界屈指の顧客満足度を誇っています。
2008年設立のGurobiは、南北アメリカ大陸、欧州、アジアで事業を展開しています。SAP、エールフランス航空、ナショナル・フットボール・リーグをはじめ世界トップクラスの企業の80%以上、40余の業界で2,500社以上のグローバル企業がGurobiのお客様です。
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